不妊治療
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不妊検査
検査項目 | 受ける時期、備考など |
---|---|
膣分泌物検査 (一般細菌、クラミジア、淋菌) |
初診時 |
血液検査1 (血算、生化、血糖、クラミジア) |
初診時 |
月経血培養検査 血液検査2 (性腺刺激ホルモン、プロラクチン、卵胞ホルモン、黄体ホルモン、男性ホルモン) (感染症) |
月経中(量の多いとき) 月経周期3日目頃 |
頸管粘液検査 超音波による卵胞径計測 血液検査3(甲状腺機能、卵胞ホルモン) |
基礎体温上昇の2~3日前 基礎体温上昇の2~3日前 排卵予測時期(卵胞経最大の日) |
性交渉後試験(フーナーテスト) | 頸管粘液検査により実施日を決めて予約 |
血液検査4 (CA125、卵胞ホルモン、黄体形成ホルモン) (抗精子抗体) |
基礎体温高温相7日目頃 |
卵巣年齢 | AMH |
その他特殊検査 | ・下垂体負荷試験:LH-RH Test ・内分泌検査:抗体形成ホルモン・黄体ホルモン (排卵期、高温期) ・子宮卵管検査 ・通水、造影検査 |
不妊検査についてのより詳しい説明
特に子宮卵管造影検査、精子機能検査等を通して自然妊娠に重点を置いています
膣分泌検査
- 【実施時期】
- 初診時
- 【検査項目】
- 膣分泌物検査(一般細菌、クラミジア、淋菌)
- 【検査の意義】
- ・不妊・妊娠・分娩に関わる感染症
・不妊検査実施に及ぼす感染症の有無をチェックします - 【実施時期】
- 初診時
- 【検査項目】
- 貧血・肝機能・腎機能・血糖・クラミジア感染の血液検査。尿検査。
- 【検査の意義】
- 体のどこかに異常があるとそのために妊娠しにくくなることがあります。また高血圧や腎臓病などでは妊娠によりその病気が悪化することがあります。この検査はご自分では気づいていない体の異常がないかどうかを調べるものです。
肥満があると卵巣機能が悪くなり妊娠しにくくなります。また妊娠した場合、妊娠中毒症などの異常が起こりやすく、胎児の発育が阻害されることがあります。当院では栄養指導を行っていますので、医師にご相談ください。
クラミジアは性感染症の中で頻度が高く、不妊の原因にもなります。感染しても症状が出ないことも多いため気がつかないことがあります。 - 【実施時期】
- 月経周期3日目頃
- 【検査項目】
- 性腺刺激ホルモン(卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)、プロラクチン、黄体ホルモン(P4)、テストステロン)、抗ミューラー管ホルモン(AMH)
- 【検査の意義】
- 卵巣の機能は、脳の下垂体から分泌される性腺刺激ホルモンによりコントロールされています。性腺刺激ホルモンの分泌に異常があると卵巣の機能が低下し排卵しにくくなったり、無排卵になったりします。また、性腺刺激ホルモンを測定することにより、卵巣の予備能が分かるとも言われています。
抗ミューラー管ホルモンは、卵巣の予備能をみる指標です。FSHが10以上、卵胞ホルモン 25以下、テストステロン20以下のうち2つ以上満たす方は検査を受けた方が望ましいと思います。 - 【実施時期】
- 月経終了の2~3日後
- 【方法】
- 子宮の入り口より細いチューブ(ヒスキャスカテーテル)を通して造影剤を注入し、子宮内腔の卵管通過性等を調べる。
- 【実施時期】
- 基礎体温上昇の2~3日前
- 【方法】
- 頸管(子宮の入り口)の粘液を採取し、液量および性状により、排卵日を予測します。
- 【注意事項】
- 粘液量が少ないときは、排卵はまだ先と考えられますので、2~3日後に再検します。
頸管粘液だけでなく超音波検査による卵胞径計測も同時に行います。 - 【実施時期】
- 基礎体温上昇の2~3日前
- 【方法】
- 腟から超音波プローブを挿入し、卵巣内の卵胞径の大きさを測定します。卵胞径が約2cmになると排卵間近であると考えられます。
- 【注意事項】
- 卵胞径が小さいときは、排卵はまだ先と考えられますので、2~3日後に再検査します。
排卵誘発剤を使用している場合では保険適用ですが、使用していない場合は自由診療になります。 - 【実施時期】
- 卵胞経最大の日
- 【検査項目】
- 卵胞ホルモン、甲状腺機能に関するホルモン
- 【検査の意義】
- 卵胞ホルモンは排卵直前の卵巣から多く分泌されます。卵胞ホルモンを測定することにより卵が良好であるかを検討します。
甲状腺機能に異常があると卵巣の機能が低下し、妊娠しにくくなったり流産しやすくなります。女性の5%位に症状の出ない軽度の甲状腺機能異常があるといわれています。 - 【実施時期】
- 排卵期。頸管粘液検査などにより実施日を決定
- 【方法】
- 排卵期に性交渉をもった後に、頸管粘液や子宮液を採取して、そこに運動精子がいるかどうか調べます。
すなわち腟内に射精された精子が子宮腔内に到達できるかを見る検査です。 - 【実施時期】
- 高温相7日目頃
- 【検査項目】
- 卵胞ホルモンと黄体ホルモン、CA125、抗精子抗体
- 【検査の意義】
- 黄体ホルモンと卵胞ホルモンにより黄体機能を調べます。
CA125は子宮内膜症で高値となります。
抗体とは本来ヒトが体内に進入した異物(ウイルスなど)を破壊したりする作用をともなうものですが、体内に進入した精子に対して作用する抗体を有することがあります。抗精子抗体があると、精子の子宮・卵管への進入や受精が阻害されます。 - 【実施時期】
- 予約し、月経終了の数日後(排卵前)に検査実施します。
- 【方法】
- 子宮の入り口より細いチューブを通し造影剤を注入し、x線透視下で、子宮内腔の形状や卵管の通過性および造影剤の腹腔内での広がりを検査します。造影剤のアレルギー反応が起こりにくい造影剤を使用しています。
- 【実施時期】
- 医師が指示します
- 【方法】
- 排卵がない、排卵があってもその時期が遅い、あるいは黄体機能が十分ではないなどの場合に原因を調べるために行います。脳の下垂体というところを刺激する注射の前後に採血し、下垂体から分泌されるホルモンの反応をみます。
- 【実施時期】
- 基礎体温高温相の7日目頃
- 【方法】
- 子宮内膜(子宮腔にある組織で、受精卵が着床する部位)を少量採取し、顕微鏡により組織検査をします。着床の障害や子宮内膜に異常が疑われる場合に行います。
血液検査1
血液検査2
卵管通水検査
頸管粘液検査
超音波による卵胞径計測
血液検査3
性交渉後試験(フーナーテスト)
血液検査4
子宮卵管造影
下垂体負荷試験・その他内分泌検査
子宮内膜検査
男性不妊症
不妊検査
・一般精液検査
・精子機能検査
精液検査
- 【実施時期】
- いつでもよいので体調が良いときに、なるべく早く受けてください。
- 【方法】
- 婦人科外来受付で容器を受け取ってください。
朝ご自宅で採取し、来院したら受付で「精液検査です」と言って提出してください。
夫が来院する必要はありませんが、最初の検査時に夫の婦人科初診の手続きをします。
分子栄養学に基づく栄養療法
詳しい情報を知りたい場合
栄養指導ならびに医療用サプリメントによる体調改善と妊娠できる体づくりを目指しております。